「ランディングページのコンバージョン率が低くてお困りではないですか？」
いくら広告費を投じても、コンバージョン率が低いままだと広告予算が無駄に消えていくだけです。
しかし、具体的にどこをどう改善すればよいかわからず、手をこまねいている方も多いのではないでしょうか？
実は、LPのコンバージョン率を改善するのはそれほど難しいことではありません。
私たちが日々LP改善を行う中で、いくつかのポイントを押さえた修正だけでも効果が出ることがわかっています。
中でも最も効果が高いのが、ファーストビューの改善です。
ファーストビューの離脱率を下げるだけで、コンバージョン数が着実に増えることが期待できます。
今回は、私たちが手掛けるLP改善の中でも特に成果が出やすい「ファーストビューの改善」について詳しく解説します。
このページを読み終えれば、LP改善において最優先で取り組むべきポイントが明確になるはずです。
ファーストビューはLPの命
ファーストビューとは、ランディングページ（LP）を訪れたユーザーが最初に目にするデザインや情報の部分を指します。
ユーザーはファーストビューを見た瞬間に、「自分が抱える課題に関係があるか」「自分が探している情報なのか」を即座に判断します。そして、違うと感じた場合、数秒以内に別のページへ移動してしまいます。
そのため、ファーストビューで「あなたの問題を解決できるページですよ」と一目で伝わるデザインとメッセージで伝えることが重要です。
驚くべきことに、多くのLPではファーストビューだけで70％以上のユーザーが離脱してしまうというデータもあります。つまり、ファーストビューの改善がコンバージョン率を上げる鍵を握っているのです。
ファーストビューは通常、「キャッチコピー」「写真」「CTAボタン」の3つの要素で構成されており、それぞれを改善する必要があります。
具体例：弊社LPの場合
- キャッチコピー：「BtoB営業に特化した！LP制作」
- 写真：過去の制作実績デザイン
- CTAボタン：「無料相談はこちら」
この構成で、以下のポイントを伝えています。
- キャッチコピーで「BtoB向けLP制作」というサービス内容を明確に提示。
- 写真で過去の制作実績を見せ、視覚的に「このようなデザインが作れる会社」であることを伝える。
- CTAボタンの上に「問い合わせを最大化できる」という強みを記載し、具体的なアクションを促進。
効果的なキャッチコピーのポイント
ファーストビューのキャッチコピーは以下を意識すると直帰率が下がりやすくなります。
- ユーザーが求めているベネフィットを提示する。
- 自社サービスの利用で解決できる問題を明示する。
- 他社にはない独自の強みを伝える。
CTAボタンの設計
CTA（Call To Action）ボタンは、ユーザーに資料請求やお問い合わせといった具体的なアクションを促す誘導ボタンです。クリック率を高めるためには以下を意識しましょう。
- アクション＋メリットを具体的に記載する（例：「無料相談はこちら」「今すぐダウンロード」）。
- ボタンの色は目立つ色を選ぶ（緑や赤がよいと言われていますが、赤系は特に目立ちやすい傾向があります）。
このように、ファーストビューを効果的に設計することで、ユーザーの離脱を防ぎ、LPでの成果を大幅に改善させることが可能です。
LP改善事例
BtoBのファーストビュー設計：感情よりも数字で伝える
BtoB製品におけるファーストビューでは、感情的なアプローチよりも、数字でシンプルかつ明確に伝える方が効果的です。法人担当者は、感覚的なメッセージよりも具体的なメリットや成果が一目で分かる情報を求める傾向があります。
例えば、この改善では、法人担当者が興味を持つであろう「電気使用量の削減量」を数字でストレートに伝えました。その結果、ファーストビューでの離脱率が大幅に低下し、問い合わせ数が増加しました。
ファーストビューにおける効果的な数字の活用例
- 具体的な成果：「電気使用量を平均〇％削減」
- 実績値：「導入企業100社で累計〇〇万円削減」
- 比較効果：「競合製品より〇％コストダウン」
このように、数字を用いて具体的な効果を伝えることで、担当者が瞬時に「この製品は自社の課題解決に役立つ」と判断できるようになります。
数字は信頼性を高める要素でもあるため、ファーストビューに適切なデータや実績を取り入れることが、BtoB向けLPのコンバージョン率を向上させるポイントです。
ターゲットを明確にしたファーストビューの重要性
BtoB向けの商品であっても、一般消費者も探している場合は、ターゲットを特定するコピーを入れることで、より効果的に見せることができます。
例えば、ランプシェードという商品に「ホテル用」というコピーを加えたことで、ターゲットが明確化され、ホテル業界やBtoBでの問い合わせが大幅に増加しました。
さらに、ファーストビューに納入実績がある有名ホテルのロゴを掲載したことで、信頼性が向上し、離脱率が下がる結果につながりました。
ターゲット特化のファーストビュー設計ポイント
- ターゲットを絞ったコピー
- 「ホテル向けランプシェード」など、具体的な用途や対象を明示することで、ターゲット層の関心を引き付けます。
- 信頼性を高める要素の追加
- 納入実績や顧客企業のロゴを掲載することで、製品やサービスの信用度を高めます。
- 「〇〇ホテルでも採用」「累計〇〇件の導入実績」などの文言を加えると、効果がさらに増します。
ターゲットを明確化し、実績を可視化することで、見込み顧客の興味を引きつけ、問い合わせ数やコンバージョン率の向上に大きく寄与します。この手法は、BtoB商材において特に有効です。
ブランドイメージを高めるビジュアルの重要性
改善前のファーストビューでは、素材集の人物写真を使用したため、ブランドとしての印象が弱い状態でした。これを改善するために、宣材写真の中からインパクトが強い住宅写真を選び、ブランドイメージを強調したファーストビューデザインに変更しました。
その結果、ファーストビューの質が向上し、ユーザーの関心を引きつけやすくなりました。さらに、CTAで「カタログ請求」を促したことで、コンバージョン率が大幅に改善しました。
改善のポイント
- ビジュアルでブランドイメージを伝える
- ターゲットや製品の価値を反映した高品質な写真を採用することで、視覚的な信頼感を高める。
- 「高級感」「安心感」「快適さ」など、ブランドが伝えたいメッセージに合った写真を選ぶ。
- 明確なCTAの設定
- 「カタログ請求はこちら」「今すぐ資料をダウンロード」など、具体的で簡単なアクションを促す。
- CTAボタンを目立たせるデザインや配置を意識する。
- 結果
- ブランドイメージを強化するビジュアルと適切なCTAを組み合わせることで、ユーザーの興味を引きつけ、カタログ請求などの具体的なアクションを促進することに成功しました。
ファーストビューにおけるビジュアルの選定は、ブランドイメージとコンバージョン率に大きな影響を与えます。適切なビジュアルとCTAを組み合わせることで、成果を最大化することが可能です。
LP改善はプロと一緒に行うのが成功の近道
今回は、ファーストビュー改善の重要性と具体的な改善事例をご紹介しました。
LP全体の構成ももちろん重要ですが、 ファーストビューでユーザーが離脱してしまっては、どれだけ素晴らしい内容でも見てもらえません。
そのため、まずはファーストビューでの離脱率をしっかり抑えることが、LP改善の第一歩です。そして、その後に全体の構成を見直すことで、より高いコンバージョン率が期待できます。
近年では、スマホを中心にWebサイトにアクセスするユーザーが増え、ホームページをじっくり読むよりも、「タイパ（タイムパフォーマンス）」を重視して必要な情報だけを効率的に収集する傾向があります。そのようなユーザーに最適なのが、シンプルでわかりやすいランディングページと、効果的なファーストビューです。
もし、現在のLPでコンバージョンが思うように獲得できていないなどの課題を抱えている場合は、ぜひプロの力を借りて改善に取り組むことをおすすめします。
経験豊富なLP改善のプロは様々な引き出しを持ってますので、そのようなプロと連携することで、デザインや構成、ターゲット分析など、多角的な視点から最適な改善策を導き出すことができます。
LPのコンバージョン率改善に関するご相談はお気軽に！
