“成果”が見込める成果報酬型プロジェクト~3つの条件~

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シナリオレベニューシェア

成果報酬型でホームページの改善をお手伝いする中で、すべてのプロジェクトが必ずしも成果を上げられるわけではありません。
正直やってみなければわからないケースもありますが、これまでの経験から「成功率の高いパターン」もある程度わかってきました。
そこで、私たちがどのように“成果が見込めるプロジェクト”を見極めているのか、そのポイントをいくつかご紹介します。

成果が出やすいプロジェクトとは

レベニューシェア型のプロジェクトでは、利益を関係者で分け合う関係上、通常のビジネスより多くの利益を求められます。分け合った後に、それぞれが利益を確保できなければ継続できないからです。そのためにも、スタート前の段階で“成果が見込める案件”を見極めることが大切になります。

当社でレベニューシェアの審査を行う際には、いくつかのチェックポイントを設けていますが、初期ヒアリング時に簡易的なスクリーニングを実施することもあります。

これまでの経験から特に重要と考えられるのは、以下のようなポイントです。

  • 競争が激しすぎない市場かどうか(ニッチで特化した分野であるか)
  • 現状のマーケティング課題が明確か(例: コンバージョン率の改善が必要、流入経路が限定的 など)
  • 目標達成に向けた協力姿勢があるか(担当者の権限や積極性、柔軟性など)

一方で、失敗する可能性が高いプロジェクトには共通の特徴があります。

例えば、以下のような場合です。

  • 課題が曖昧で、具体的な改善点が見えていない
  • 必要な基盤が整っていない(例: アクセス数が極端に少ない、広告予算がない)
  • プロジェクトへの協力姿勢が低い
  • 短期間で過大な成果を求めている(例: 「1ヶ月で売上を10倍にしたい」など非現実的な目標)

これらのケースでは、ほぼ確実にプロジェクトは失敗に終わります。冷静に考えればわかることですが、他人任せや丸投げで成功するほど、ビジネスの世界は甘くないからです。

成果が出やすい3つのポイント

ここからは、成果が出やすい3つのポイントについて説明します。

1. 競争が激しすぎないニッチな分野を攻める

理想的には競争の少ない“ブルーオーシャン”を見つけたいところですが、そのような市場はほとんど存在しません。そこで重要なのは、レッドオーシャンのど真ん中を避けつつ、周辺の競争が緩やかなニッチ市場を狙うことです。

また、市場が全く存在しない場所を中小企業がゼロから開拓するのは現実的ではありません。

すでに形成されている市場の隙間や未開拓のニッチ分野を攻めるのが中小企業にとってはベストな戦略です。特にBtoB市場には、まだ多くのニッチなチャンスが残されています。

2. 現状の課題が明確である

成果を上げるためには、まず「何が課題なのか」を明確にすることが不可欠です。課題が漠然としていると、リニューアルや集客施策も方向性がぼやけてしまいます。

悪い例: 「売上を伸ばしたい」だけで具体的な改善点が不明。
良い例: 「サイトのコンバージョン率が1%以下なので、2%を目指したい」。

このように数値で現状と目標を具体化することで、改善の方向性が明確になり、どの程度の利益が見込めるかをシミュレーションしやすくなります。

3. 目標達成に協力的である

クライアントが目標達成に積極的かつ協力的であるかどうかは、成果を左右する最も重要な要素の一つです。

優秀な担当者の方ほど多忙ですが、それでも情報提供や意思決定のスピードが速いので、プロジェクトはスムーズに進行しやすくなり、成果も出やすい傾向があります。

一方で、非協力的な場合やプロジェクトへの優先度が低い場合、結果を出すのは難しくなります。

また、最初は協力的でも、初期段階で目立った成果が出ないと優先順位が下がってしまうことも少なくありません。そのため、プロジェクト開始前にクライアントと目標や期待値をしっかりすり合わせておくことも大切だと考えてます。

成果を出すために一番大事な事

「ニッチな市場」「課題が明確」「協力的なクライアント」という3つの条件についてご説明しました。

これらを満たしているプロジェクトは成功率が高く、特にレベニューシェア型のプロジェクトでは、これらの条件を見極めることがプロジェクト成功の鍵を握ります。

ただし、すべての条件が完全に揃っていなくても、成功するプロジェクトは確かに存在します。

その理由の一つは、「絶対に成功させる」というクライアント側や私たち自身の“熱意”にあるのではないかと考えています。

アクセス数などの単なる数字だけではなく、お互いに信頼関係を築き、「この人のために全力を尽くしたい」と思えることが、思わぬ成果を生むことがあることは、これまでも実際に経験してます。私たちも人間ですので、そうした熱意や誠実な姿勢に触れると自然と力が入るからかもしれません。

「成果を最大化する」という目標は一人では達成できません。クライアントと私たちがパートナーとして協力し合い、試行錯誤を重ねることで初めて形になります。そのためにも、信頼とコミュニケーションが欠かせないポイントだと考えております。

もしホームページの成果を最大化したいとお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。私たちは、集客力のある成果につながる集客ホームページを一緒に作り上げるパートナーとして、全力でサポートいたします。成果を共有しながら、共に成長していくプロジェクトを楽しみにしています。

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桑原 敬

この記事を書いた人

桑原 敬(Takashi Kuwahara)

代表/プロデューサー

2003年にフリーランスのWebディレクターとして独立。2006年に株式会社桑原敬事務所を設立し、数多くの企業Webサイトや通販サイトの構築やコンサルティングを手がける。
2006年からレベニューシェアでのWebプロデュースを軸としたビジネスを展開し、これまでコンサルティングを行ったクライアントの中には年商が10倍以上になった実績もある。現在はWeb以外の分野でも、働きかたプロデュースなど幅広い分野で活動を行っている。

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