ホームページリニューアルは未完成のままでいい!?

HPリニューアル
HPリニューアルシナリオ

リニューアルしたホームページを見て、「素晴らしいものが出来た」と満足する人は多いと思います。しかし、ホームページはアート作品ではなくビジネスツールですので、自己満足するだけでは一銭にもなりません。そこで自己満足で終わらせないために完成形がないホームページのカタチをご提案したいと思います。

リニューアルを自己満足で終わらせないために

ホームページをリニューアルした時は誰でも嬉しいものです。私たちも新しくなったホームページを1週間ぐらいは毎日見てしまうこともあります(笑)

ただ、完璧に作ったとその時は思っていても、しばらくすると気になるところが必ず出てきます。そもそも完璧なホームページというのは無いので、直したい部分が出てくるのはしかたがないことでもあります。

そこで、ホームページをリニューアルした時点では完成形と思わずに、ベータ版のように改善していくことを前提にするのはどうでしょうか?

ベータ版というのは、ソフトウェアなどの開発でよく使われる言葉ですが、正式にリリースする前の製品を実際のユーザーに使ってもらいながら、不具合を見つけながら改善していく手法です。

このやり方をホームページに取り入れるとすると、ある程度、完成した段階で一旦公開してしまい、ヒートマップで見られているページを確認しながら改善していくというやり方もあります。

もちろんデザインが中途半端な状態やフォームが送れないなど致命的な状態での公開はいけませんが、ある程度完成したら一日でも早く、お客様の反応を見たほうがいいのではないかと個人的には考えています。

制作パートナーとの理想的な組み方

その場合、懸念点として考えられるのは、ホームページ制作会社側は納品=完成なので、いつまでたっても仕事が終わらないこととなります。

費用を請求するタイミングがどんどんずれたり、手離れが悪いと感じられたら仕事を受けてもらえない可能性もあります。

そこで最近、アプリ開発などでよく取り入れられる「アジャイル開発」のような組み方が良さそうな気がします。

アジャイル開発は改善を重ねながらプロジェクトを進める開発手法で、プロジェクトの進捗や範囲に応じて、月次やスプリントごとに費用を請求することが一般的です。

基本的にホームページ制作の仕事は労働集約型の仕事ですので、アジャイル開発にすることで「フロー型」ではなく「ストック型」のビジネスモデルへとなります。これはホームページ制作会社側にもメリットはあると思います。

アジャイル型にすることで、リニューアルした当初が最高の品質で徐々に劣化していくのではなく、継続したアップデートを経て品質が徐々に上がっていくようになれば、クライアント側にもメリットはあります。

まさにWIN-WINの関係だと思います。

実際、私たちもアジャイル開発に近い形の「成果報酬型ホームページリニューアル」というサービスを提供しており、固定のコンサル費ではなく売上などの成果で費用をいただきながら集客などのお手伝いを継続的に行うパートナーとして伴走支援をしております。

作ったら終わりというホームページ制作会社の姿勢に疑問をお持ちの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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桑原 敬

この記事を書いた人

桑原 敬(Takashi Kuwahara)

代表/プロデューサー

2003年にフリーランスのWebディレクターとして独立。2006年に株式会社桑原敬事務所を設立し、数多くの企業Webサイトや通販サイトの構築やコンサルティングを手がける。
2006年からレベニューシェアでのWebプロデュースを軸としたビジネスを展開し、これまでコンサルティングを行ったクライアントの中には年商が10倍以上になった実績もある。現在はWeb以外の分野でも、働きかたプロデュースなど幅広い分野で活動を行っている。

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