【商用利用可】メタバースプラットフォーム5選

シナリオ
シナリオメタバース

現在メタバースをビジネスで使っていないという企業様も、今後参入する時にはビジネスに適したプラットフォームを選択することが重要です。
今回は商用利用可能なメタバースのプラットフォームを5つご紹介します。

Spatial(スペーシャル)

「Spatial(スペーシャル)」は、アメリカのSpatial社が提供しているメタバースのプラットフォームです。
海外のサービスですので英語表記にはなりますが、日本でも利用するユーザーが最近増えています。
スタイリッシュな空間やアバターの雰囲気もビジネス利用に適しており、VRゴーグルを持たない人でもパソコンやスマホのブラウザから気軽に使えますので、企業のイベントでも使いやすいプラットフォームです。

また、他のメタバースでは、商用利用については運営会社の許諾が必要なものや有料が多いですが、Spatialの場合は無料で商用利用が可能です。展示会やセミナーなども無料で開催できます。

無料版の場合はイベントスペースに招待できるユーザー数が最大で50人までですので、大規模なイベントを行いたい場合は有料版を検討しましょう。

Spatialについてはこちらで詳しく解説しております。

DOOR

「DOOR」はNTTコノキューが提供するプラットフォームです。
国内を中心に100万人以上の個人や企業に利用されており、VRゴーグルがなくてもブラウザで閲覧からワールド制作・配信まで行うことができます。

DOORは個人利用だけでなく法人での商用利用も可能です。
※商用利用に該当する場合は、事前申請が必要です

実際、セミナーや講演会、バーチャルショップやバーチャル学校、地域活性化、デジタルミュージアム、Vtuberによるライブや交流会など、ビジネスシーンから個人利用まで様々なシーンで利用されています。
東京ゲームショウVRやANREALAGEのパリコレファッションショーなども開催されていました。

NTTが運営するだけあって、安全性やインフラの安定性も高く、サポートも充実しているので、自治体での導入事例も多い印象です。

DOORで公開されている首里城公園のワールド

無料のテンプレートも用意されてますので、まずはお試しでメタバースを活用してみたい企業様にもおすすめです。

VRChat

「VRChat」は2014年にアメリカで設立されたVRChat Inc.が運営するプラットフォームです。
ユーザー数は全世界で約870万人、日本では約104万人と推定されており、世界中で最も人気を集めるメタバースと言っても過言ではありません。

アクティブユーザー数が多いVR Chatでは、日常的にバーチャルイベントが開催されており、過去にはサンリオや日産自動車がイベントを開催していました。

ただ、VRChatの公式アナウンスでは明確に商用利用に関する規定が定められていません。
なので、企業によるVRChat内での商品PRやイベント開催といった商用利用は規約違反となる可能性があります。

商用利用したい場合は、VRChat公式パートナーであるGugenka社で商用契約代行を行われていますので事前に相談されたほうがいいかもしれません。

cluster(クラスター)

「cluster(クラスター)」は日本のクラスター株式会社が運営する国産プラットフォームです。

VRゴーグルやスマートフォン、パソコンなど様々なデバイスで見ることができ、ビジュアルも日本人好みに作り込まれています。
clusterでは日本人向けのイベントが盛んに開催されており、渋谷を再現したハロウィーンフェスには約40万人が参加したそうです。

個人利用は無料ですが、商用利用としてオリジナルのワールド(空間)を作成する場合はクラスター社に制作依頼をする必要があります。

My Vket(マイブイケット)

「My Vket(マイブイケット)は日本の株式会社HIKKYが提供するメタバースです。
スマートフォンやPCのブラウザ上で気軽にアクセスでき、アバターの動きもスムーズで使いやすいプラットフォームになります。

My Vketのコンテンツを使った商用利用は可能となっています。
まだ出店している企業は多くない印象ですが、セブン&アイグループやロート製薬のワールドもあり、大企業での採用が少しずつ増えている印象です。

まとめ

メタバースをビジネス活用する場合、アクティブユーザー数が多い「VRChat」や「クラスター」を使う場合は運営会社の許諾が必要で無料では商用利用できません。

その点、「Spatial」や「DOOR」は、商用利用も無料でできますので、今後日本でも採用する企業は増えていくと思われます。

有料版のほうが機能面やユーザー数など使い勝手が良くはありますが、まずはメタバースを体験してみたいという法人であれば、「Spatial」か「DOOR」のテンプレートを利用してワールドを構築してみることをおすすめします。

当社のほうでもテンプレートを使って初期コストをおさえてワールドを構築するサービスを提供しておりますので、とりあえずメタバースを使って何かできないか試してみたいという方もお気軽にご相談いただければと思います。

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桑原 敬

この記事を書いた人

桑原 敬(Takashi Kuwahara)

代表/プロデューサー

2003年にフリーランスのWebディレクターとして独立。2006年に株式会社桑原敬事務所を設立し、数多くの企業Webサイトや通販サイトの構築やコンサルティングを手がける。
2006年からレベニューシェアでのWebプロデュースを軸としたビジネスを展開し、これまでコンサルティングを行ったクライアントの中には年商が10倍以上になった実績もある。現在はWeb以外の分野でも、働きかたプロデュースなど幅広い分野で活動を行っている。

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