コンバージョン率が高いキーワードとは?

Webマーケティング
Webマーケティングシナリオ

ホームページからの成果の数は、アクセス数×コンバージョン率の単純な計算式で決まります。いくらアクセス数が多いホームページでもコンバージョン率がゼロであれば、問い合わせは1件も入りません。
アクセス数に一喜一憂するのではなく、どれだけコンバージョン率が高いキーワードで集客できているかのほうが大事なのです。

コンバージョン率が高いキーワードの傾向

そもそも、コンバージョン率の高いキーワードとはどのようなキーワードなのでしょうか?

例えば、Googleなどの検索エンジンでそのキーワードで検索して高い確率でホームページでお問合せなどのアクションにつながるキーワードは間違いなくコンバージョン率の高いキーワードと言えます。
また、いきなりコンバージョンにはつながらなくても、最初の接点となるような、いわゆる間接キーワードもコンバージョンにはつながっているキーワードですので該当すると思います。

どのような傾向のキーワードがコンバージョン率が高いのか分類してみると、一般的に以下のようなキーワードがコンバージョン率が高い傾向にありました。

購入や相談意向が高いキーワード

「価格」「見積」「代行」など価格や業者について調べているキーワードは、購入や相談意向の高いユーザーですので、やはりコンバージョン率が高めの傾向にありました。

  • ○○ 価格
  • ○○ 料金
  • ○○ 見積
  • ○○ クーポン
  • ○○ 代行
  • ○○ 業者

欲求が明確なロングテールキーワード

3つ以上の単語からなるロングテールキーワードで、何かを具体的に探していたり、何に困っているのか具体的なキーワードは高い確率でコンバージョンに繋がっていました。

  • カーポート 2台用 スタイリッシュ 安い
  • スニーカー 女性用 23cm 脱げにくい
  • スマホ 初心者向け 軽量 画面割れにくい

エリア名を含むキーワード

地域を限定したキーワードは、そのエリアで商売をしている店舗にとってコンバージョンにつながりやすいキーワードです。ライバルも絞られますので、その中での勝負となり、対策が練りやすいのも特長です。

  • 京都でしか買えないお土産 京都駅
  • 博多駅 カフェ 電源 静か

コンバージョン率の高いキーワードの探し方

コンバージョン率の高いキーワードの探し方はいろいろありますが、私たちが普段やっている方法をいくつかご紹介します。

競合サイトを分析する

競合の会社のホームページが、どんなキーワードで対策しているかをまず分析します。

例えば、ソースを表示させてMETAタグ内に入れてあるキーワードや、ページに意図的に含ませてあるキーワードを抜き出してエクセルにまとめます。
また、SimilarWebなどのツールを使って、競合サイトのトラフィックソースを分析し、どのキーワードからの流入が多いかを把握します。トラフィックのシェア、リファラルサイト、上位の検索キーワードなども合わせて調査をかけます。

Googleキーワードプランナーで検証

Googleキーワードプランナーは、Google Ads(旧Google AdWords)で提供される無料ツールで、キーワードごとの検索ボリュームの推移を過去24ヶ月にわたり調べることができます。
せっかく上位表示しても検索ボリュームが少ないキーワードを選んでしまうと、アクセス数自体があまり増えませんので、ある程度の検索ボリュームは必要です。
また、キーワードごとの広告での競合性やクリック単価などもわかりますので、SEOだけでなく、広告で集客する場合のシミュレーションにも役立ちます。

既存ユーザーの行動から仮説を立てる

Googleアナリティクスやサーチコンソールなどを使って、ホームページに訪れたユーザーのキーワードを分析することで、コンバージョン率が高いキーワードを把握することができます。
例えば、現在すでに集客につながっているキーワードでコンバージョン率が高いキーワードで訪問しているユーザーは何を求めてホームページを訪問しているのか、仮説を立てそのユーザーニーズの周辺にあるキーワードでも集客することで、コンバージョン率を向上させることができます。

また、長い目で見ると、商売的にはLTVが高いユーザーを獲得したほうがいいですので、自社のブランディングに反する目先だけの集客を行ってユーザーの期待を裏切るようなことをしていないかも気をつけましょう。

まとめ

コンバージョン率の高いキーワードを見つけることは、SEMにおいて非常に重要です。

すぐに、そのようなお宝キーワードは見つかりませんので、ターゲットとするユーザーのニーズや行動を理解し、定期的な分析と改善を行いながら、地道に見つけていきましょう。

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桑原 敬

この記事を書いた人

桑原 敬(Takashi Kuwahara)

代表/プロデューサー

2003年にフリーランスのWebディレクターとして独立。2006年に株式会社桑原敬事務所を設立し、数多くの企業Webサイトや通販サイトの構築やコンサルティングを手がける。
2006年からレベニューシェアでのWebプロデュースを軸としたビジネスを展開し、これまでコンサルティングを行ったクライアントの中には年商が10倍以上になった実績もある。現在はWeb以外の分野でも、働きかたプロデュースなど幅広い分野で活動を行っている。

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