人材サービス会社がホームページで成果を出すためのWebマーケティング戦略

Webマーケティング
Webマーケティングシナリオ

人手不足の今、求人募集を出しても応募者がゼロということは普通にあります。
そういう時、人事担当者や経営者は人材サービス会社に頼りたくなりますので、ネットで人材サービス会社を探してると思われます。
人材サービス会社は、そのようなビジネスチャンスを見逃さず、Webマーケティングを駆使すれば見込み顧客を増やしていけます。

ニッチな求人ニーズでNo1を目指す

人口が減っていく日本では人手不足は続きますので、人材サービス会社のニーズも確実に増えていきます。
参入するプレーヤーも増えていきますが、求人市場自体が広いので、パーソルのような大手人材派遣会社やビズリーチのような大手転職サイトと正面から戦わずに、ニッチな市場を狙っていけば十分に戦えます。

そこで取るべき戦略としてはニッチなニーズに特化して、その分野においてNo1を狙うことです。

例えば、外国人やリモート勤務のみの人、障害者、シニアなどニッチな分野はたくさんありますので、これまでの経験から自社が勝てるニッチ求人市場を見つけましょう。
それが見つかったら、そのニーズに特化した人材サービスをリリースしましょう。

ホームページは会社概要と兼ねるのではなく、ユーザーのニーズごとに分けて展開するのがコンバージョン率があがります。また、その求人市場における専門会社のように見えますのでおすすめです。

サービスを特化することでブランディングもしやすくなりますし、スタッフの認識も変わると思います。

ターゲットユーザーごとにインサイトを理解する

集客について考える前に、人材サービス会社における見込み顧客について整理します。

求職者(仕事を探している人)を増やす

まずは、紹介や派遣ができる求職者をネット経由で増やしていく必要があります。人材派遣会社であればこれは仕入れの部分にあたります。

ただ、求人情報を探している人全般という感じのぼんやりとしたペルソナでは大手求人サイトに勝てませんので、どのような求人に強いのかUSPを明確にして、「ここに登録すれば良い仕事が見つかりそうだ」と期待感を高める必要があります。

クライアント(働いてくれる人を探している企業)からの受注

次に、求人に苦戦している企業からの採用相談を増やすことが必要です。

ターゲットとする会社の規模によってペルソナが変わりますが、小規模な事業者であれば、経営者自身が採用担当のこともありますし、規模が大きい会社の場合は専任の人事担当者がいると思います。
それぞれ抱える課題が違いますのでどちらをターゲットにするかまずははっきりさせましょう。

このように、人材サービス会社のホームページの役割として、求職者もクライアントも増やしていく必要がありますが、クライアントは紹介や営業などで新規開拓しやすいと思いますので、安定的に求職者を増やしていくことを優先していきましょう。

集客は費用対効果を考える

広告費を多く投入できない場合は、SEOやリスティング広告を使って、こつこつとコンバージョンを増やしていきましょう。

求職者であれば、「職種+転職」「エリア名+求人」など、ある程度キーワードの推測できますが、エンジニアなどニーズが多い職種はビッグキーワードですので、1クリック数千円に高騰してるキーワードもあります。その場合は、その人が使えるプログラム言語など、ニーズをさらに絞り込んで集客をかけていく必要があります。

また、手間はかかりますがYoutubeを使ってユーザーが興味を持ちそうなシュート動画を投稿して会社の認知やリーチを広げていくことも有効だと思います。ただ、最初は費用対効果が見えにくいと思いますので、内製するなどあまりコストをかけずにテストすることをおすすめします。

クライアント側のリードを増やすための集客に関しては、効率を考えるとリスティング広告を使うことをおすすめします。費用はかかりますが、時間を買うイメージです。

人事担当者が人材サービス会社を探す際に使用する可能性のあるキーワードとしては、「採用支援」「人材派遣」「人材紹介」「採用コンサル」「エージェント」などに職種やエリアなどを組み合わせて、自社のニーズに適した人材サービス会社を見つけていると思われます。

ただ、まともにこのようなキーワードに広告を出しても大手の人材会社に入札負けしますので、部分一致キーワードで広げながら、費用対効果が合うキーワードやパターンを見つける必要があります。

どちらにも当てはまりますが、ターゲットがネットを使う時間帯に合わせて、抱えている課題に響く広告文やクリエイティブで他社と差別化することは弱者の戦略として必要です。

ホームページはターゲットと攻め方に合わせる

どのようなホームページにするかは、ユーザー目線で考えてみましょう。

求職者が一番知りたいのは、どのような求人があるかの情報ですので、最新の求人情報がわかりやすく掲載されているというのが何より大事です。
サクラの求人情報を掲載するのはいけませんが、ページ数が増えていくことでロングテールでアクセスも増えていくサイト設計を行いましょう。

今はほとんどの方がスマホで見ていると思いますので、デザインというより探している求人情報がすぐに探せるわかりやすいUIと表示速度が重要です。

また、クライアント企業に関しては、広告で集客していくとすれば、広告用LPをPDCAを回しながら改善していければ効果が出やすいと思われます。動画でインタビューを入れるとCVRが上がる傾向にあります。

LPで大事なのは訴求の部分ですが、最初からニッチ人材を探している企業は少ないと思いますので、うまくマーケティングを行わないと成果は出ません。
例えば、シニア人材であれば、この属性だから提供できるスキルやコスト面などのメリットを訴求することで興味を持っていただき、「そうかシニアでもいいのか」と気がついていただくためのシナリオが必要となります。

ターゲット職種を入れたわかりやすいサービス名をつけ、ゆくゆくは指名キーワードで検索する人が増えていけば理想的ではあります。

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桑原 敬

この記事を書いた人

桑原 敬(Takashi Kuwahara)

代表/プロデューサー

2003年にフリーランスのWebディレクターとして独立。2006年に株式会社桑原敬事務所を設立し、数多くの企業Webサイトや通販サイトの構築やコンサルティングを手がける。
2006年からレベニューシェアでのWebプロデュースを軸としたビジネスを展開し、これまでコンサルティングを行ったクライアントの中には年商が10倍以上になった実績もある。現在はWeb以外の分野でも、働きかたプロデュースなど幅広い分野で活動を行っている。

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