【BtoCホームページ集客】成果が出やすいニッチ業種

Webマーケティング
Webマーケティングシナリオ

個人向け(BtoC)のビジネスを行う上でも、もはやホームページでの集客が不可欠な時代です。
ホームページはあって当たり前なので、ただホームページを作るだけでは成果は期待できなくなりました。競合が全くいないブルーオーシャンの市場はほとんどないからです。
そんな時代に必要なのは、成果を出せそうな市場を見つけて、自社のビジネスモデル自体を柔軟に変えていくことだと思います。

今回は個人的に成果を出しやすいと感じるニッチな業種をいくつかご紹介します。

検索ボリュームからニーズを探る

ホームページ集客のおいて検索ボリュームが少なすぎる市場のビジネスは成果が出しにくいものです。

なぜなら、Webマーケティングにおいて重要な指数として、

  • 検索ボリューム
  • インプレッション数
  • クリック率
  • コンバージョン率

これらを掛け算して成果の数が決まりますが、この中で検索ボリュームだけが意図的に増やすのが難しいからです。
そもそも検索ボリュームが少ない or 減っているということは、顧客や時代のニーズに合っていない可能性もあります。

ただ、ここで諦めずに次の方法でターゲットとする検索ボリュームを広げることができます。

まず、ビッグキーワードひとつだけにとらわれずに、他の市場のキーワードへ参入できないか考えてみましょう。例えば、機能性で売っている商品であれば、お悩み系キーワードで新たなターゲットに広げられないか考えられます。
昔から言われているんですが、BtoCの場合はお金や健康など人に相談できないような秘密にしたいお悩み解決業種が比較的成果が出しやすいからです。

また、Google広告の部分一致でキーワードを広げてみることもおすすめします。
部分一致とは設定した検索キーワードの周辺にある見込み顧客がコンバージョンしそうなキーワードをGoogleのAIが自動的に表示してくれる設定方法です。

以前は全く関係ないキーワードまで広がって広告が出たりしていましたが、現在はAIが進化して、ビッグデータから(たぶん)以前コンバージョンが発生したキーワードやしやすいキーワードを効率よく表示してくれますので、自分が思いつかないようなキーワードで成果が出るケースもあります。

戦えるニッチな市場を見つける

検索ボリュームが少なすぎる市場で成果が出にくい理由は先ほどお話ししましたが、検索ボリュームが多すぎても成果は出しにくいものです。

なぜなら、検索数が多い=Web集客が飽和している業種なので競合他社が多すぎるレッドオーシャン状態な場合が多い。とくにECサイトであれば、価格の比較が容易なので、検索ボリュームが増えるとともにすぐに競合他社も増えてしまいます。

理想としてはそこまで検索ボリュームは多くはないがそこそこ強いニーズはあって、大手企業が参入してこないような市場で戦いたいものです。

そうなると必然的にニッチな市場になります。
そこに参入障壁としてエリアや資格などのハードルがあるような業種であれば、成果は継続的なものになります。

自社のビジネスでそのようなニッチな市場が見当たらない場合は、ターゲットを変えて見ることもひとつの手です。
例えば、スポーツ用品として機能性で若い人をターゲットに売っている商品であれば、健康器具としてシニア層の市場で戦うこともできますし、ペット向けの市場に参入できないかなど、いろんなターゲットを考えてみましょう。

検索ボリュームが多い・少ないで諦めるのではなく、自ら新しい市場を作り出すぐらいの気持ちのほうが意外とうまくいくものです。

成果が出やすいニッチなBtoC業種例

個人的にホームページ集客で成約が出やすそうだと思う業種をいくつかご紹介いたします。

オーダーメイド

オリジナル性が出しやすいオーダーメイドは、差別化しやすく、価格勝負になりにくいという点において、成果が出やすい業種ではないかと考えています。

パーソナルオーダーでファッションやジュエリー、家具などのデザインを行っている会社であれば、ホームページでこれまでの実績やお客様の声を充実させることでうまくブランディングができファンを増やしていきやすいと思います。
また、化粧品などのスキンケア製品や、健康状態や肌質などに合わせたサプリメントなどをパーソナルオーダーで提供するECサイトも増えています。

このようにオーダーメイドでこだわってクオリティの高い商品を提供できることは日本人の強みだと思いますので可能性を感じます。

パーソナルコンサルティング

個人向けのパーソナルコンサルにはキャリアやファイナンシャル、健康など人の悩みの数だけ様々なジャンルが考えられます。

最初はココナラなどのスキルシェアのプラットフォームを利用してお試しで集客もできますので、少資本でも参入しやすい業種です。ただ、継続的な事業として発展させるためには自分自身やサービスのブランド化が必要でもあります。

今はほとんどオンラインで対応することが出来ると思いますので、国内だけでなく将来的には海外へもクライアントを広げていけるので可能性を感じます。

アクティブシニア向け

人口が減っていく日本であっても、今後、シニア人口は確実に増えていきます。
その中でもお金と時間に余裕があるアクティブシニアをターゲットとしたビジネスはまだまだ開拓の余地があるジャンルだと思います。

この世代が関心を持っているお金や健康に関するファイナンシャルコンサルやデジタルスキル向上などのサービスも増えていくでしょうし、アクティブシニア向けの婚活ビジネスにも可能性を感じます。

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桑原 敬

この記事を書いた人

桑原 敬(Takashi Kuwahara)

代表/プロデューサー

2003年にフリーランスのWebディレクターとして独立。2006年に株式会社桑原敬事務所を設立し、数多くの企業Webサイトや通販サイトの構築やコンサルティングを手がける。
2006年からレベニューシェアでのWebプロデュースを軸としたビジネスを展開し、これまでコンサルティングを行ったクライアントの中には年商が10倍以上になった実績もある。現在はWeb以外の分野でも、働きかたプロデュースなど幅広い分野で活動を行っている。

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