Webマーケティングの中でもSEO(検索エンジン対策)は、重要な集客対策のひとつです。様々なテクニックが巷には溢れてますが、レッドオーシャンに巻き込まれないためにはどんなキーワードで集客していくかが大事になります。
一般検索だけで戦うのが難しい理由
どんな商品やサービスがネットで売れやすいですか?
そのような質問をいただくことがあります。
どのような時にネットって使われますか?
ほとんどの人が
「何か欲しい物があって値段などを調べる時かな」 「気になる会社やサービスを探す時」 「解決したい悩みがあった時」
など、何か気になることを調べる時にGoogleやYahooなどで検索して関連するホームページを見ていきます。もし、すぐに見つからない場合は、複数のキーワードを組み合わせて深堀りして探したり、若いユーザー層であればSNSでハッシュタグ検索をすることもあります。
この行動を見ればわかるように、検索するキーワードがパッと想像しやすい商品やサービスほど売れやすい傾向になります。ただ、すでに競争が激化しており、後発が容易に参入するのは難しいものです。
とくに「誰でも」「簡単に」商売を始められるような参入障壁が低いビジネスの場合は、とくに新規参入が簡単で、儲かるブルーオーシャン市場を見つけたとしても、すぐにレッドオーシャン(激戦市場)になってしまう事があります。
たまたま、今は強い競合会社がなくても、いつ資本力がある大企業がライバルになるかわかりません。
そう書いたら、検索エンジンで集客していくこと自体がリスクのように聞こえますが、これはあくまで「一般検索」での集客をメインにした場合の話です。
「一般検索」というのは、例えば「ホームページ制作」など、何かを探す時に使われるような言葉で、これに「格安」「見積」など気になることを組み合わせると「複合検索」になります。
「一般検索」は調べる人の数は多いのですが、競争も多いので、中途半端なSEO対策に時間をかけても1ページ目どころか、3ページ目以内にも表示されない場合もあります。
最初から指名検索で差別化していく
そのような難しい戦いを挑むのではなく、最初から「指名検索」での訪問者を少しでも増やしていく戦略をとったほうがベストです。
「指名検索」というのは、会社名やサイト名、店名、商品名、サービス名、ブランド名のような、具体的な名前を指名して検索されるキーワードです。
例えば、ウチの会社であれば「桑原敬事務所」というのが指名検索になります。
「指名検索」は「一般検索」と比べて検索してる人は少ないですが、明確にあなたの会社や商品を意識して探している人ですので、必然的にコンバージョン率は高くなります。
また、指名検索からのアクセス数を増やすことで、Googleのアルゴリズム変更による検索順位の変動の影響をビクビクしなくてすみます。
そのようなメリットがある指名検索ですが、指名検索してもらう人を増やすためには、あなたの会社名や商品名、サービス名を覚えてもらう必要があります。そのための方法をいくつかご紹介します。
認知度をアップさせる
予算があれば、テレビなどのマスメディアを使って知名度をアップさせたらいいのですが、中小企業では厳しいと思います。その場合は、広告やイベント開催などをコツコツ行いながら少しずつ知名度を高めていきましょう。
「◯◯で検索」としつこいぐらい訴求して、そのジャンルにおいてはスタンダードになるぐらいにしていきましょう。
BtoCの場合は、SNSでの定期的な投稿やインフルエンサーとのコラボレーションなど積極的に行っていくのも効果的です。
ネーミングを工夫する
何かをきっかけに思い出してもらい、指名検索でちょっと調べてみようかとなってもらうためにはユーザーの印象に残る必要があります。
そこで、インパクトがあるネーミングをつけたり、キャッチーでわかりやすい名称をつけると効果的です。
欲を出して「一般検索」でも表示させたいからと商品名にキーワードを含ませると中途半端な印象になってしまいますので、インパクトを与えることに割り切ることも大事です。
なによりリピーターを大切に
印象に残る顧客対応を行っていけば、満足したお客さんが再度、指名検索してくれます。
また、そのような対応が特定のコミュニティなどで話題になれば、口コミで検索する人が増えるかもしれません。
注意すべきなのは、社名や商品名などでは、自社のホームページが一番上に表示されていて当たり前と思い込んで、チェックもしてない場合があります。
まずは上位表示を狙うキーワードの現在の検索順位を確認してみてください。
意図しないページが表示されている場合もあります。
その場合は、見てほしいページのタイトルや内容のリライトを行ったり、場合によっては新たにページを作成することを行いましょう。