【成果報酬型】資産運用会社のWebマーケティング戦略

Webマーケティング
Webマーケティングシナリオ

今年から新型NISAが始まり資産運用への関心が非常に高まっています。
そこで成果報酬型で資産運用を行っている資産運用会社がホームページを通じて見込み顧客を増やしていくためのWebマーケティング戦略について少し考えてみたいと思います。

成果報酬型の資産運用会社とは

資産運用会社とは、顧客から預かった資産を顧客に代わって運用を行ってくれる会社です。

通常、資産運用を自分でやる場合は、銘柄の選定や売買、値動きなどの定期的なチェックを自分で行わなければいけませんので投資に時間を割く余裕のない人にとっては管理が大変です。

資産運用会社に依頼することで、目標やリスク許容度に合わせてたポートフォリオを作成して株式や債券など様々な資産アセットで運用してくれます。

CMなどでよく見るファンドラップも資産運用のサービスのひとつですが、これは取引する金融機関にファンドラップのための口座を開設して投資一任契約を結んで預けた資金の運用を一任するカタチになります。

成果報酬型での資産運用の場合

自分自身で投資信託で運用する場合には、主に「買付時手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」の3つが必要です。

ファンドラップの運用コストは、信託報酬および信託財産留保額に加えてファンドラップサービス手数料と投資顧問報酬が必要となります。

これが成果報酬型になると、顧客からの手数料ではなく投資成績に応じた成果報酬になります。

報酬は運用成績によって変動しますので、パフォーマンス目標を達成すれば報酬を受け取ることができますが、目標を達成できない場合は報酬を受け取ることができません。

リスクは大きいですが、成績を出せば出すほど受け取る報酬も大きくなりますので、固定報酬で手数料をもらっている運用会社より、運用のモチベーションは高くなると思われます。

成果報酬型資産運用会社のWebマーケティング

ここからは成果報酬型の資産運用会社がホームページで見込み顧客を増やしていくためのポイントについて考えていきます。

普通の資産運用会社やファンドラップとの最大の違いであり強み(USP)は「成果報酬型」だということです。

ただ、成果報酬型の運用会社であっても、ちゃんと結果を出してくれるかは、実際に依頼しないとわからないですので、ホームページのコンテンツとして重要になるのが「運用実績」になります。

ちゃんと結果を出すプロとして、これぐらいの平均パフォーマンスを出しているという年や月ごとのパフォーマンスの推移がデータとしてちゃんと見れるのであれば安心感を得ます。

また、可能な範囲でどのような資産アセットによるポートフォリオで運用していたのかもわかればベストです。

よくポートフォリオを真似されるのを恐れる人もいますが、インデックスファンドのように特定のアセットクラスに決まった配分で投資しているわけではないと思いますので、支障はないように思えます。

これらのデータをコツコツと増やすだけでも、自分での資産運用に課題を抱える顧客からのアクセスは増えると思われます。

資産運用関係のリスティング広告のクリック単価(CPC)は高いですので、時間はかかりますが基本的にはSEOで集客するイメージをもっておきましょう。

また、顧客が抱える課題を切り口とした成果報酬型を提案するコンテンツも増やしていくことも効果的です。

例えば、

  • 資産を運用する時間がとれない
  • 安定性を求めている
  • パフォーマンスを期待している

このような自分ではできない部分をコストを払ってでもプロに委託することで、得られるメリットをブログなどで伝え、さらにそれが成果報酬型にしか出来ないというメリットもちゃんと伝えることが大切です。

また、自分の大切な資産(お金)の運用をお願いすると決断するには相当な心理的なハードルがあると思われます。

そこで一番大事になるのが「信用」です。

会ったこともない人に信用していただくためには、どのような背景を持った運用責任者が運用するのか、その人の経歴的な背景やこれまでの運用実績などのエビデンスも必要になります。

会社というより人として信頼してもらい、ファンになってもらえるぐらい濃いコンテンツを増やしていきましょう。

これらのコンテンツを作っている時は意味がないように感じることも多いと思いますが、あとあととてつもなくコンバージョン率アップに貢献してくれるはずですので、大変ですがコツコツと頑張りましょう!

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桑原 敬

この記事を書いた人

桑原 敬(Takashi Kuwahara)

代表/プロデューサー

2003年にフリーランスのWebディレクターとして独立。2006年に株式会社桑原敬事務所を設立し、数多くの企業Webサイトや通販サイトの構築やコンサルティングを手がける。
2006年からレベニューシェアでのWebプロデュースを軸としたビジネスを展開し、これまでコンサルティングを行ったクライアントの中には年商が10倍以上になった実績もある。現在はWeb以外の分野でも、働きかたプロデュースなど幅広い分野で活動を行っている。

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