アフィリエイトサイトはネット広告を出せるのか?

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成果報酬型の広告であるアフィリエイトをリスティング広告などのネット広告を使って集客することはできるのか?
最近の審査の傾向などを調べましたのでご紹介します。

アフィリエイトとは

アフィリエイトとは、広告主である企業の商品やサービスをアフィリエイターが自身のホームページやブログなどで紹介し、資料請求や商品購入など成果が出た時に報酬をもらう成果報酬型広告の事を言います。

通常、アフィリエイターはバリューコマースやA8.netなどのアフィリエイトASPを通じて、企業側と契約を行い、成果に対する支払いもASPを通じて行われます。

大手ECモールである「Amazon」「楽天」もアフィリエイトサービスを提供しており、Amazonは「商品単価 × 紹介料率(0%〜10%)」、楽天の場合は「商品単価×紹介料率(2%〜4%)」程度の報酬を支払っています。

アフィリエイターがいなければ、Amazonや楽天も、ここまで普及していなかったかもしれません。

そう考えるとアフィリエイトはWin-Winの関係で成り立っており、広告主にとっては成果が出た時にだけ成果報酬費を支払えばいいだけですし、アフィリエイターにとっても広告主を自分で開拓しなくとも、様々な企業から広告収入を得ることができるのでメリットは大きいと思います。

アフィリエイトで成果を出すためには

アフィリエイトで成果を出すために大事なのが集客です。

自分のホームページのアクセス数を増やす手段として有名なのが、検索エンジン経由でユーザーを増やすSEOですが、最近はX(旧twitter)などのSNSで拡散する方法もあります。

SEOは毎月の広告費などのコストはかかりませんが、最初に記事などを作る手間と結果が出るまでの時間がどうしてもかかってしまいます。

そこでリスティング広告などのネット広告を使って集客を行う方法があります。このリスティング広告を使ってアフィリエイトを行うことをPPCアフィリエイト(Pay Per Clickの略)と呼びます。

PPCアフィリエイトはSEOとは違い、広告を出せば、すぐに検索エンジンから集客できますので一見簡単そうに思えますが、費用対効果を考えた運用を行うことは非常に難しいのが現実です。

それとは別の問題として、アフィリエイトを出せない広告がありますので注意が必要です。

Yahoo!広告はアフィリエイトで使えるのか?

結論から言うと、ヤフーは2019年6月3日からアフィリエイトサイトなどの成果報酬型サイトへの誘導を目的とする広告の出稿を原則禁止していますのでアフィリエイトでは使えません。

以前のYahoo!広告は、アフィリエイトサイトに対しての審査が甘く、広告文の最後にアフィリエイトだと分かるように「提携」と入れておけばとりあえずOKというゆるいルールがあったぐらいです。

ただ、これにより質の悪い広告ページの出稿が増えてクレームなども増えたんだと思われます。また、ヤフーとLINEの合併などにより、広告サービス全体の品質を早期に向上させるべきという判断をされたのかもしれません。

裏技的に、Yahoo!正規代理店のアカウント借りたら出稿可能になると書いてあるページもありますが、仮に審査に通ったとしても、短期間で落とされてしまうとあるASPの担当者からは聞きました。

ウチもYahoo!正規代理店ではありますが、万が一ペナルティなどを受けてクライアントのアカウントへ影響出ると怖いので試していませんが・・・

Google広告はアフィリエイトで使えるのか?

Google広告については、現時点ではある一定の条件を満たせばアフィリエイトについても掲載OKとなっています。

一定の条件というのは

  • アダルトやギャンブルなどGoogle広告のNGジャンルでないこと
  • 広告主サイトのリライトレベルでない独自コンテンツがあること
  • 日本語の表現、文章構造的に違和感がないこと
  • 薬機法などの法令順守がなされていること

などの条件を満たしていれば、基本的に審査は通過するようですが、競合が多いキーワードの場合は審査の難易度が高かったり、目視チェックで主観が入ってるようにも感じます。

あくまで現時点での基準ですので、今後規制が厳しくなって出せなくなる可能性もあります。

SNS広告はアフィリエイトで使えるのか?

SNS広告とはX(旧twitter)やFacebookに表示される広告の事で、ユーザーのフィード内に投稿と一緒に表示されます。若い世代の人は検索エンジンではなく、SNSで検索する人が最近増えています。

現時点では、Facebook広告もX広告(旧twitter)もPPCアフィリエイトは認められているようです。

SNS広告の特徴として、リスティング広告とは違いユーザーの興味・関心などをターゲティングして広告を出せますので、どのようなターゲットに広告を出せば成果が出そうか仮説立案と検証のプロセスが重要となります。

SNS広告はやり方によってはCPOを抑えて成果が出しているアフィリエイターもいますので、現在のアフィリエイトにおいては使える広告のようです。

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桑原 敬

この記事を書いた人

桑原 敬(Takashi Kuwahara)

代表/プロデューサー

2003年にフリーランスのWebディレクターとして独立。2006年に株式会社桑原敬事務所を設立し、数多くの企業Webサイトや通販サイトの構築やコンサルティングを手がける。
2006年からレベニューシェアでのWebプロデュースを軸としたビジネスを展開し、これまでコンサルティングを行ったクライアントの中には年商が10倍以上になった実績もある。現在はWeb以外の分野でも、働きかたプロデュースなど幅広い分野で活動を行っている。

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