ホームページリニューアル後はPDCAを必ず回す

PDCAを回す 失敗しないために
失敗しないために

PDCAが続かない理由

多くの会社にとってホームページをリニューアルすることが目的ではないと思いますので、完成してから成果を出すことが本当の仕事となります。そのためには放置せずにPDCAを回す必要があります。

デキる営業マンは・・・

  • 今やっているこの仕事は何のためにやっているのか、何のためにするのかを定期的に確認しています。
  • そして、次にどこまでするのかという目標設定をし、その目的を達成させるための手段は何なのか。またはどんな手段があるのか、様々な選択肢を用意しています。
  • それらを踏まえた結果、どんな行動を起こしたのか。行動の結果、どんな成果があったのか。成果の良し悪しに関わらず、その原因も分析。
  • 最後にもっと成果を上げるためにはどうすればいいのかを考えてます。

ホームページのPDCAを回し方も、このデキる営業マンの仕事のやり方と同じです。

ただ、大半の人はPDCAの大切さをわかっていますが、意気込みや号令で終わってしまうケースが後を経ちません。
なぜかと言えば、リニューアル当初のモチベーションが段々と薄れていくのが理由として考えられます。
モチベーションを継続させるコツとして、1年後に出る「大きな成果」ではなく、日々実感できる「小さな成果」を出し続けることをおすすめしてます。例えば、1日1件でもお問い合わせメールが入るようにするのを小さな目標にしてもいいと思います。

私も毎朝、クライアントのホームページからのお問い合わせメールを確認する時が一番楽しい時間なので、それをモチベーションに変えてます。PDCAはいろいろと大変ですが、このお問い合わせメールを見ると、「よし、もっと結果を出そう!」とモチベーションが高くなります。

それ以外でも、「アクセス数を増やす」でも「検索順位をあげる」でもいいですし、何かしら小さな成果を積み上げてモチベーションを保つようにしましょう。
PDCAをこつこつ続けていけば、気がついた時には、最終的な目標である売上アップなども必ず達成しているはずです。

PDCAを続けるコツ

  • まずは小さな成果を毎日、こつこつ地道に積み重ねる
  • 仮説で設定した課題はどこまで解決できているか、週に1回わくわくしながら確認する
  • KPI(重要業績評価指標)は達成できているか、月に1回わくわくしながら確認する

PDCAの回し方

ホームページリニューアル後のPDCAとして、何をやればいいのか少しご紹介します。

【仮説】アクセス数を増やす施策を考える

多くの企業ホームページはアクセス数が少なすぎることで、何も成果が出ずにそのまま放置されるという悪いスパイラルにはまってしまっています。そこでリニューアル後は、まずは見込み顧客のアクセス数を増やすための施策を立てましょう。

どのような人がどんなキーワードで検索して訪問しそうか?その人がパソコンやスマホを操作しているところからイメージして、「検索しそうなキーワード」や「必要としてるコンテンツ」をリアルに想像できるまで繰り返えしましょう。
ツールなどを使って、現在のホームページで訪問されている検索キーワードやコンバージョンにつながっている検索キーワードから「関連キーワード」を広げてもいいと思います。

【実行】リスティング広告やSEOなど集客施策を行う

ユーザーの視点で、見込み顧客はどんなキーワードで検索しそうか?コンバージョンにつながりそうか?という仮説にそって選んだキーワードでリスティング広告やコンテンツSEO対策を行いましょう。
ビッグキーワード以外にも、リスティング広告の部分一致でコンバージョンが獲得できているようなニッチなキーワードで記事を増やすなど、様々な施策を試してましょう。

【検証】施策ごとの状況を確認する

リスティング広告はすぐに結果がわかりますので、最低でも週1回は管理画面で確認しましょう。
Google広告の場合は管理画面の「キーワード」から「検索語句」を選択後、実際検索されているキーワードごとの顧客獲得コストがわかります。「費用」でソートさせ、キーワードごとのクリック単価やコンバージョン率を分析し、もっと広げてテストしたほうがいいのか、絞るべきか、今後の方向性を決めてください。

また、訪れたユーザーがどれくらいの割合で設定したゴールに到達しているか、即ち「コンバージョン率」から、ユーザーが期待通りの行動をしてくれているキーワードか、きちんとゴールに導けているかを確かめましょう。
このコンバージョン率を倍にするだけで、同じ広告費でも問い合わせ数は倍になりますので、いかにコンバージョン率が重要なのは言うまでもありません。

リスティング広告と違ってSEO対策は結果が出るまでには時間がかかりますので、対策をした3ヶ月後ぐらいから定期的に順位を確認をしましょう。 Google Serch Consoleの「検索パフォーマンス」で検索クエリごとの「検索順位」と「ページ」を確認して、さらに順位をあげることができないか、対策を検討しましょう。

【改善】コンバージョン率をあげるための改善を行う

成果を出すためにはホームページのアクセス数を増やすだけではなくコンバージョン率をあげるための継続的な改善が必要です。改善は一度やって終わりではなく、結果が出るまでマイクロ改善を繰り返し行いましょう。

例えば、広告用LPのコンバージョン率を改善する手法のひとつとして「ランディングページ最適化(LPO)」があります。
LPOとは、ランディングページをお客様に刺さる内容やデザインに変えたり、フォームを改善したりすることで、コンバージョン率をあげる施策です。 LPは作って終わりではなく、定期的にMicrosoft Clarityなどのヒートマップを使って継続的に改善を行うことで、成果も必ず出るようになってきます。

外部の専門家もうまく活用する

日々の業務が忙しく、PDCAを回す余裕がありません・・・

ホームページで成果を出すためには、アクセスを分析したり、ブログを更新したり、リスティング広告を改善したり、やることが山程あります。
社内にPDCAを回せるスタッフがいたらいいのですが、ほとんどの中小企業には社内にWebマーケティングに強い人材はいないと思いますので、外部のパートナーをうまく活用することが大事です。

おすすめしているのは、意思決定者と担当者、外部パートナーがチームを組んで、PDCAを回す体制をつくるやり方です。
この時、注意していただきたいのが、外部の人を業者扱いをしないこと。外部パートナーもチームの一員で、一緒に目的達成に取り組む仲間だという意識をもつことが、これまでの経験から意外と大事なポイントとなります。

実は、成功するために一番大事なのは、みんなで協力し合ってホームページリニューアルを成功させようという気持ちなんです。

外部パートナーと協力して成果をあげるためのポイント

  • 共通の目的意識を持つ
  • 責任範囲を明確にしておく
  • 業者扱いしない

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