気持ちと成果は連動する。だから私は「本気度」を大事にしたい

Webマーケティング
Webマーケティングシナリオ

成果報酬型の仕事をしていると、気持ちがこもっているプロジェクトは、数字が出やすいと感じることがあります。

Webマーケティングの世界では、「どんな施策をやったか」「どんなツールを導入したか」といった話が中心になりがちですが、正直に言うと、施策の違いよりも、プロジェクトに向き合うときの「気持ち」の違いのほうが影響が大きいように思います。

その行動が、すべてを語っていた

行動は、言葉よりも多くを語ります。それを実感させてくれた出来事をまずはご紹介します。

現在でもお付き合いがある日本ピーシーエキスパートの森田社長が、初めて私に会いに来てくださった時の事です。最初にお問い合わせいただいた数日後には千葉から福岡まで飛んでいらっしゃいました。

「当時それだけ困っていたから」と、ご本人は今では笑って話してくださいますが、私にとってはその行動そのものが、本気度の証明でした。メールでも電話でもなく、わざわざ足を運んで相談する。それだけで、この方がどれだけ真剣にこのプロジェクトに向き合ってくれそうかが伝わってきました。

その出会いから、もう15年以上もお付き合いが続いています。長く続くプロジェクトには、必ずそういう最初の「本気度」を感じる出来事があるように思っています。気持ちが本物だから、途中で壁にぶつかっても一緒に乗り越えようと思えるし、成果が出たときの喜びも大きくなります。

逆に言うと、最初に「この人とは温度感が違うな」と感じた人とのプロジェクトは、後々うまくいかないことが多いものです。

正直に話してくれる人と、仕事がしたい

素直に現状をさらけ出してくれる人も、信頼できます。

初回のミーティングでよく感じることがあるのですが、どこの馬の骨かもわからない私に対して、事業の弱点や恥ずかしい部分を包み隠さず正直に話してくれる方がいます。

人は誰でも、自分のダメなところはできるだけ見せたくないものです。特に年下の人間に対して、弱みを見せることへの抵抗感は強いと思います。だから、いかに自分がすごいかをオーバーに言う経営者は多いのです。

でも、現状を正確に把握できなければ、解決策を考えることはできません。「うちの商品はこんなに凄いので、集客がうまく行けば売上は必ずあがりますよ」という曖昧な仮説から始まったプロジェクトで、実際にそうなった試しはありません。

だからこそ、最初のミーティングで素直に話してくれる人とは、信頼関係が生まれる感覚があります。これは私が評価しているとかそういうことではなく、むしろ逆で、そういう正直さに対して私のほうが結果できちんと応えなければと気持ちが引き締まるのです。

条件が良くても、断る案件はある

気持ちが乗らない仕事は、どんなに条件が良くても引き受けません。これは、私にとって譲れない判断軸です。

たまに、このような接し方をされることがあります。「御社は小さな会社なんでしょう?」という雰囲気で、最初から下請け業者として都合よく扱おうとする方です。成果とは関係のない部分で最初から上下関係を作ろうとしてるように感じます。

そういうプロジェクトは、いくら条件が良くてもお断りします。これは意地とかプライドとかではなく、純粋に「うまくいかないから」という理由です。

気持ちが乗らないまま仕事を続けても、本当の意味での成果は出ません。それは相手にとっても、私たちにとっても、不幸なのです。

お金だけを目当てに引き受けた仕事が、後から自分を苦しめていく・・・そういう経験を何度かしてきたから、今はそう決めています。

成果報酬型でやっている以上、「自社商品のような思いで本気でホームページを成長させよう」という考えが私たちにはあります。だからこそ、最初から気持ちが向かない状態では、そのスタートラインにすら立てないと思っています。

Web制作会社だった頃、私は手を抜く方法を覚えた

余談ですが、私たちも最初から今のスタイルだったわけではありません。

もともとは、制作費をもらってホームページを作る、ごく普通のWeb制作会社でした。最初の頃は一生懸命に作ります。でも、だんだんと「ここまでやらなくても納品はできる」という感覚が染み付いていく。手を抜く事を、自然と覚えてしまうものです。

制作費をもらってやる労働集約型の仕事は、「納品したら終わり」になりやすいものです。成果が出なくても、制作費はもらえます。その仕組みの中にいると、どうしても緊張感が緩んでいきます。

成果報酬型に切り替えてから、それが変わりました。成果が出なければ私たちも困る。そのプレッシャーが、実は自分には心地よい。追い込まれている状態のほうが、集中できるし、本気で考えられる。これは私の性格なんだと思っています。自分がどういうときに力を発揮できるかを知っていることも、ビジネスモデルを選ぶ上では大切なことだと感じています。

楽しいプロジェクトは結果が出やすい

クライアントとプロデューサーの気持ちが重なったとき、ホームページに「伝わる力」が生まれます。

ホームページのリニューアルは、私たちだけで完結する仕事ではありません。クライアントがどんな思いで事業をしているか、どのようにお客さんを幸せにしたいのか、その言葉や熱量を受け取ることで初めて、私たちは「何を伝えるか」を考えられるようになります。

私たちが持っているのは、ユーザーの視点とWebマーケティングのプロとしての視点。クライアントが持っているのは、事業への思いと現場の情報。この両方が噛み合ったとき、見る人の心に届くホームページになります。どちらが欠けても、成果につながらないような気がします。

正直に言うと、楽しみながら進められるプロジェクトのほうが、結果が出やすいとも感じています。「楽しむ」というと軽く聞こえるかもしれませんが、それは真剣さの反対ではなく、むしろ一緒に同じ方向を向いているときに生まれる感覚の事を言います。

プレッシャーがある中でも、方向性が揃っているから楽しいと感じるのかもしれません。そういうプロジェクトが、10年続くお付き合いになっていくのだと思っています。

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桑原 敬

この記事を書いた人

桑原 敬(Takashi Kuwahara)

代表/プロデューサー

2003年にフリーランスのWebディレクターとして独立。2006年に株式会社桑原敬事務所を設立し、数多くの企業Webサイトや通販サイトの構築やコンサルティングを手がける。
2006年からレベニューシェアでのWebプロデュースを軸としたビジネスを展開し、これまでコンサルティングを行ったクライアントの中には年商が10倍以上になった実績もある。現在はWeb以外の分野でも、働きかたプロデュースなど幅広い分野で活動を行っている。

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