経営の視点でホームページを考えます
通常、企業がビジネスを目的としたホームページを立ち上げようと考える時、

クライアント様
ネットからの売上を今期はこれぐらい伸ばしたい!
問い合わせや資料請求の獲得単価をこの程度にしたい!

など必ず何か目的や問題解決の課題などがあるはずです。
当然、予算を投資してホームページを依頼するということは、かけたコストをどう回収し、どのように売り上げを伸ばしていくのかを考えるのは経営者として普通のことだからです。
いつの間にかホームページを作ることだけが目的になる危険性
ただ、インターネットの話になると、多くの経営者の方がそのような基本的なことを忘れて、見た目のデザインや必要ないプログラムなどにこだわられる場合が多々あります。
実際問題として、多くのホームページ制作会社の提案内容といえば、その目的達成・課題解決の手段としてのホームページではなく、デザイン的な見た目だけの提案が中心・・・。
クライアント側も、いつの間にかホームページを作ることだけが目的になり、本来の「ネットで収益を上げていく」などの目標があいまいになって、アートとしての自己満足なホームページを作ることが目的のようになってしまうことが多いように感じます。
つまり、議論が「画面の好き嫌い」になると、意味がなくなってくるんです。
これでは、「売り上げが全然ない・・」「何の問い合わせも入らない・・」となるのが普通だと思います。

「仮説」の質を評価するという制作手法
私たちがご相談を受け、「経営のためのネット活用」という視点でホームページを考える時、以下のような制作の流れを重視いたします。
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仮説設定
どのような人がどのようなキーワードで検索して訪問しそうか?を詳細までイメージ化して、サイトに必要なコンテンツ、デザイントーンなどを考える。 -
実施
仮説に基づいてマーケティングサイトを構築。同時に、ユーザーの視点で、こんな時にはどんなキーワードで検索しそうか?という仮説にそって基本的な検索エンジン対策(SEO) -
検証
テスト的に仮説をたてたキーワードでPPC広告などを実施。
コンバージョン率などを分析し、仮説の方向性を検証。 -
仮説修正
検証結果から仮説を再度練り直し、さらにコンバージョン率を高めていく。
これを繰り返す。
このときに自ら「ひとりのユーザー」として感じる、極めて素直に「顧客にとっての価値」、つまり基本仮説の設定を行うことが、成果を出せるホームページとなれるかどうかの重要な要素となってくるからです。
ここで、非常にシンプルかつ新しいコンセプトを見つけ出し、質の高い、とってもわかりやすいキーワードとして表現できたホームページは、これまでの実績から見てみても、初期の目的を達成できているように感じられます。
もちろん見た目のデザインに関しても、直感的な訴求という部分から見ても、非常に重要な要素であり、私たちがつくるホームページは徹底的に細部までこだわったデザインを作りこみます。
もちろんユーザビリティ(わかりやすさ)も兼ね備えたデザインであるのは当然です。
完成後の検証段階では、見た目の「アート」的な評価よりも、
目的は達成できているのか?
課題は解決できているのか?


Webディレクター 桑原
という、本来の目的の部分にのみ注目し、「仮説」の質を評価するという運営評価を行っております。
